03/19 長編になりそうな予感＜目覚めの時＞

昨日の話の続きです。

彩が交通課に居ます。
ちなみに、はじめの方を書かなかったのは、想像がつかなかったからです。

だって、雨みたいにのほほんとした感じには成長して無いと思うんだもん。

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「「木を隠すなら森」ということだね―――」

くすくすくす。

ふふふ。
あははははは。

フハハハハハハハハハハ。


「「見ぃつけたあ」」





ゆっくりとした動作で椅子から立ち上がると、映し出された映像に近づく。

もう、長いこと見ることの出来なかった最愛の人。
やっと、やっと見つけた。

欠片ではなく、本人を･･･



「氷魚。ちょっと、お願いがあるんだ」

「お願い、ですか？」


「「しっ」」

二人同時に人差し指を口の前に翳すと、耳を傾け外の様子を伺う。







「三人・・・。五人･･････。団体さんの到着だねぇ」
「ええ、この軍用ブーツの反響音は･･････WS特殊部特務課ですね」


「氷魚ったら、尾行（つけ）られたね」
「なっ･･････」

「どうする、―――」

「まあ、良い･･･」

今日は多少のことは許してあげる。
何よりも大事なものを、見つけてきてくれたんだから。





「今日は僕が殺るよ」
「へぇ、珍しいね」


「うん、今日はとても、良い気分だからね」



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