03/30 COMIC CITY 大阪68に行って来ます

ちょっと変更してます。 

この話は、COMIC CITY 大阪68に行ってる途中、電車の中で思いついて書き始めました。 


帰りには、連作にしようと思いついたので、ちょっと関連系の話が上がります。 

が、基本的には、一話完結です。

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会いたくて
会えなくて

思いでの中の君は

無邪気に笑う
白紙の心
今も持っていますか

時間がどれ程
経とうとも

忘れないで

過去のかけら
未来の今


真実の


君を―――







「攻撃しといて、次は、歌か？ 何がしたいんだ、縁のやつらは」

一瞬にして式典会場を混乱の最中に落とした。

“縁”の蜜歌と名乗った少年。


彼は。

空気の刃でWSの人間を傷つけて見せたその場所で。


泰然と。
優雅に。


歌を歌ってみせたのだ。





「わかりません。ですが・・・」

「「「「「これだけで、終わるはずがありません」」」」」

口々に、みな始まりだと答える。

王太自身もそう思っていたために。

そうだろうな、と答えた。





そう。


その陰で。


雨丸だけが。

『あれは、子守歌・・・？』

と、呟いていたことに。

誰一人、気付かなかった―――





「とりあえず、このままじゃあ、埒が明かない」


「確かに」

「戦いを知っている者、知らない者。戦える者と擁護し避難させないといけない者が混在していますから」 

「今の内に・・・戦えない者達を避難させるぞ」


「「「「「はいっ！」」」」」


「雨丸。ぼーとしてんな。行くぞ」

「あ、はい・・・。すみません、班長・・・」







あの時

どこか空ろに答えた雨丸に。


気付いていたら・・・

気付けたなら。

未来は変わっていたのかもしれない。


だが。



それは、すでに過去の事。


誰一人として。

その微かな変化に。

気付くことは無かった。





崩壊の鐘の音は。 


高らかに響き始めていた―――。



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