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This blog is Written by 基己 霧堵,Template by ねんまく,Photo by JOURNEY WITHIN,Powered by 忍者ブログ.
高速エイジ。二次創作のブログサイト 今のところはCP彩雨で黒雨推奨!? 王道の王雨は無いでしょう・・・
プロフィール
HN:
基己 霧堵
年齢:
38
HP:
性別:
女性
誕生日:
1986/03/24
職業:
会社員
趣味:
創作?
自己紹介:
一度は遠のき最近また二次創作に走っている人間です。
ガンダムSEEDにコードギアスLOVEだったのですが、今現在は高速エイジにはまり気味。

出来るだけ、毎日?はムリでも週3くらいが目指せたらよいなぁと思ってます。

高速エイジの彩雨が大好き。ついで黒雨。でもやっぱりCPリングは彩雨のみかもしれないかなぁ。
in縁とか、雨丸裏切り設定等、結構王道?からは外れてってる感じで。

そのうちHPにもupしていきます。基本的にはブログでupされた内容をそのまま持っていくと思うかな?

一言でもコメントをいただけると大変喜びます。

あと、話し相手?募集中。
二次創作を話せる人、霧堵の話を気に入ってくれた人、だれでも気軽に連絡してください。
連絡
mixi 始めました。 良かったら声掛けてください。 始めたい方も、声を掛けてくだされば招待状を送りますよ☆
☆投票☆
投票内容を見て、話の参考にします。なので、好きな人・好きな内容に投票してね。
コメントを入れてくれると霧堵が大変喜びます。あと、数件、項目が追加で登録できるようにしてますので追加したいなと言うものがありましたら、どんどん入れちゃってくださいvv
チャット???
一言コメントの残すのにでも利用しちゃってください。
今のところコメントは削除されないようになってます。
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あれ・・・・・・?

ほのぼのとした話を書こうと。
書こうと???

すみません。
きっと違います。

霧堵は、シリアスが書きたかったのでしょう。
題名からして、ほのぼのには繋がりそうにないものね・・・。

話的には。
inWSと言ったことでしょうか。

えと始めの場所はいまいちどこか考えてません。



数名が机に向かい書類整理をしている中。

まるで関係ないという雰囲気を隠すことなくソファーに座って居た黒髪の青年は。

目を瞑り。
己に寄り掛かる様にして座って居た亜麻色の髪の青年に声をかけた。

「会いに行きませんか」

小さく。
呟く様に告げる。

それだけで彼らは意味が通じるのか。

「みんな、に・・・?」

亜麻色の髪の青年は、黒髪の青年から身を離し。
辺りに聞こえない様に答えた。

「ええ。彼らに・・・」

「そうだね」

亜麻色の髪の青年は、懐かしそうに目を細め、かすかに微笑む。

「それも、良いかもしれないね」

思い出す。
血塗られた過去と、小さな希望。

ともに過ごした。
大事な、友・・・・・・

会わなくなって。
会えなくなってから。

どれだけの時間が過ぎただろう。

約束の地は。
今も、花に埋もれて。

何処よりも美しい場所であるだろうか・・・・・・










深い森の中。

うっそうと茂る。
辺りを多い尽くす暗がりを抜ければ。

そこには。

ひっそりと佇む洋館と。
そして、あたり一面を覆いつくす美しい木々や花々。

ここは。

彼らと過ごすための。

その為だけの居場所。



車やバイクなどが入ることの出来ない、獣道を二人で歩き、たどり着いた。

過去を残した。
たった一つの在り処。



彼らの為に、ここを作り。

でも、あの時以来訪れたことなど無かった。










「ここでは、名前で呼んでも良いよね」

亜麻色の髪の青年の声が、よく響く。
黒髪の青年は、両手に、白の花を抱き隣に立っていた・・・。

「蜜歌」
小さな、本当にその辺りにあるような、石を並べたような場所で膝を折り、亜麻色の髪の青年は告げる。

「君の歌声が好きだったよ。ずっと。ずっと・・・聞いていたかったよ」
「私も、貴方の声が、私も好きでしたよ。蜜歌」

一輪、黒髪の青年が花をささげる。

「真音。君は、蜜歌が歌を歌うと、直ぐに怒っていたよね。俺だけのものだって。でも、そんな言い争いも・・・楽しいものだったんだよね」
「あの場所で・・・・・・騒々しく騒ぎ立てるのは、貴方くらいでしたね。でも、その分明るさを与えていたのも貴方だったのかもしれませんね」

また、一輪。
抱いていた花をささげる。

「君達は、一緒にしたんだ。だって、電脳の双子って呼ばれるのが好きで、結局僕には名前を教えてくれなかったから、ね」
「あなた方の作り上げたシステムは、今なお誰も攻略できていないようですよ。良かった、ですね」

今度は、二輪。
黒髪の青年は、花をささげた。










一つ。

一人ずつに話を掛け。
一輪ずつ減っていく花。

たくさん。
両腕一杯に抱いていた花は。

時間をかけて。
今は無き友にささげられた。

過ぎ去った。
置き忘れた過去と共に。










「「最後に、雨丸と彩花に」」

何も持たない状態で、青年達は辺りを見渡し告げる。


「彩花。君とパートナーで良かった。これからも、ずっと。ずっと一緒だよ」

「雨丸。いえ、めぇ。貴方の翳り無い笑顔にどれだけ救われたことでしょう。これからも、ずっと一緒ですよ」

「その、名前は、もう亡くしてしまった」

「二人は、貴方たちと共に死にました」

穏やかに。
同時に。

彼らはおもむろに口を開いた。

「「すべては、墜ちた過去の中」」










「僕達は、もう・・・・・・僕達じゃない」

「でも。それでもよければ・・・・・・」

「また会いに来るよ」
「また会いに来ます」


満開の桜の木々から。
舞い落ちる小さな、花々。

その美しい景色の中で。

青年は告げ。

また、後にした。





唯一。

過去と繋がる。


誰も知らないこの居場所を―――



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