04/21 実はショックでショックで仕方が無いんです。

土曜日に、姫路菓子博2008に行きました。
人が多すぎて、目当ては何も見れず、食べれず。

往復＋入場料で8,000円程度飛んだのに。

ショックでした。

というか。
博覧会なのに、常時2時間待ちはありえないと思ったよ。



本日はやっとこさ長編の更新。

ほんのちょっと話が進みます？？？

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『まだ未確認の情報なんだけど、伝えておくわ。WS指定の第一級犯罪組織“縁”のトップが本国を出国して日本へ向かっているらしい―――と』

ザワリと。
会議室の中にざわめきが起る。

それはそうだろう。

縁と言えば。
WSに第一級犯罪組織と指定されておりながら。

まったく全貌が不明の組織なのだから。

『また、そして、今回の爆発事件に、“縁”は関わっていると思われる』

『今回の事件とも、とは？』

『今回の施設爆破の少し前に、ラジオで言葉が流されているの。この件のみではっきりと係わり合いになっているとはいえないのだけれど。そのラジオの放送は･･････発信元は不明。また、発言者達は“縁”と名乗る。そして、･･･彼らの最後の言葉、“また会いましょう”が流れると同時に、各施設は爆発されているわ』

いっそう大きくなるざわめき。

それは、通知された内容の大きさを物語っていた。










「班長･･････これは―――」

彩花の呟きに、王太が答える。

「ああ。確実に関わりがあるだろうが･･･」

「実質何も分かっていない組織に、真正面からぶつかるのは危険以外の何者でもありませんよ」

「だが･･････何か掴めているのか？」

王太の呟きに、彩花は答えられない。

WSが総力を掛けて捕らえることに専念していたと言われている。

縁。

しかし。

全貌どころか。
いままで、その傘下の人物すら捕まえられていない。










『そして、この組織、“縁”の傘下でもあり、3ヶ月前に“神官襲撃事件”を起こした“ナイトクローラーズ”もこの動きに同行している確率が高いそうよ』

ナイトクローラーズ。

氷魚･･･。

先日の戦いで班長も、私達もボロボロとなった。

宝石は守り抜いたが。
彼自身を捕らえることは出来なかった。

その。

氷魚がまた。

日本に、来る―――









『3ヶ月前の襲撃事件の犯人も、この組織の人間ではないかと思われているけれど。また、意識不明の状態･･････そこで刑事課には』

『わかっている。我々刑事課は緊急連絡網の確保と、出動要員の頭数を揃えとけば良いんだろう？』

『その通りよ！』



「こんな場面でも、ジョセフィーヌ、話させるんですね」

「狼だしな」

彩花があきれたように呟くと。
王太はまあ、あのバカだしと思いつつも答える。

「だが、気が抜けるぜ、これじゃ」

「ですね」



『ありがと♪　助かるわぁ！　と・こ・ろ・でぇ！！』


カツカツとヒールと鳴らしながら狼に近寄っているであろう、綾乃。


ムギューと。
狼のタコが力いっぱいに摑まれたような音に。

彩花は少しばかりいやな予感がしつつも。

こうなれば、ヤケだろう。
どちらにしたって逃げられるような気がしない。

腹をくくり続きを待つ。





『王ちゃぁ～ん。彩くぅ～～ん。刑事課だけって言ってんでしょおお。―――お・仕・事・は？』

要約（そう、そんなに仕事が好きなんて知らなかったわぁ♪　今度たくさん、山ほど持っていってあげるから、大人しく帰って待機してらっしゃい！！）





ブチっと音がして通信が切られたが分かる。

「気付かれてましたね」

「ああ、強制終了しやがった。･･･どうした？　彩花」

少し。
パンダを抱え込むようにしている彩花。

あれは。
あの姿は。

考え込んでいる時に良くやっている姿だ。

「氷魚が来るってことは、また･･････何かをするつもりなんでしょうか？」

「だろうな。･･･今度の事件にもどう関係があんのか知んねぇけど。交通課にお呼びが掛かるようなら―――。」





「今度こそ、俺達で。「適当にボコって逮捕」してやろーぜ！！」

「ええ。交通課のもっとーですね」



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