03/23 伝える言葉

瑠璃色の花さまから

今月のフリー文となっていたのでもらってきてしまいました。




伝える言葉
『高速エイジ』のホワイトデー文です。

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☆ホワイトデーリベンジ★
　　 ～王太の場合～　　





『幸せ』をくれる君に…、贈るコトバ･･･









何時もの様に二人で出勤して、仕事をする。

当たり前の様にオレの隣には、大切な君の姿。

今、オレの隣に君が居るのは当たり前の事だが昔では絶対に考えられない今･･･。

君は初めて会ったあの日から、オレに本当の姿を見せてくれたただ一人の人…その、君の名前は……



『｢雨丸！！｣』


オレが大声で呼ぶと驚いたのか肩を一瞬揺らし振り向いた君―雨丸―は、オレの顔を見てから京平に再提出と言われた書類を置き、不思議そうな顔をしながら小走りでやって来た。


｢何ですか？班長？？｣

｢ワリィ！呼んでみただけ♪｣


そう言うと雨丸は少し怒った顔をして、用が無いなら呼ばないで下さい！と言っていた。


『雨丸、呼んでみただけなんて、嘘だよ…ミスをして落ち込んでるキモチを消してやりたかったんだ…落ち込んだ時の顔より怒った時の顔の方がまだましだからな･･･』


多分(聞いてなかったから)言いたい事を言い終わった雨丸は自分の席に戻ろうとしていたので慌てて腕を掴み引き止めた。

オレが引き止めた為バランスを崩した雨丸を支えてやりながら耳元で


｢仕事が終わったらオレの部屋に来るだろ？｣


と言い、体勢を治してから雨丸の腕を離してニヤリと笑いながら雨丸を見ると顔を赤くし手で耳を押させたままコクンと雨丸は頷いた。


｢よし！じゃあサクサク仕事終わらせるか！！｣

｢はい…、班長｣


イスに座ったまま両腕を上におもいっきり伸ばしてから返事をした雨丸の方を見ると、まだ若干赤みが残る顔でオレに微笑んでから雨丸は自分の席に戻っていった。


『よかった…もう落ち込んでないみたいだ。』


席に戻る雨丸の背中を見つめながらそんな事を考えていた。





オレに幸せをくれる君に、オレからも精一杯の幸せを贈りたい･･･

取り敢えずは…、『愛してるよ』のコトバから贈るから…。



この、恋人達の特別な日…ホワイトデーに･･････












＊＊＊
甘いですかーーー？？！！

途中まで書いたのがあまりにも暗く独占欲丸出しの文だったのでキレーに書き直しました♪

そして！甘く書けてますか？！コレ！！
なんとなく班長がこんな事思って雨丸にちょっかい出してたら楽しいなと思ったりしつつ書いた★

｢君｣って書いてるけど班長なら｢お前｣だろな…と思いつつ｢君｣って言って欲しかったので無理矢理…なので前半誰？な文にすんませんでしたー！！

若干書き方変えましたVv
書きにくいです♪


2008.３.１１



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