03/23 愛のことば

瑠璃色の花さまから

今月のフリー文となっていたのでもらってきてしまいました。




愛のことば
『07-GHOST』のホワイトデー文です。

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☆ホワイトデーリベンジ★
　～アヤナミ様の場合～　



バレンタインから丁度1ヶ月が経った。
今日まで順調にテイトと私の仲を良好なものにする為色々な努力をしてきた。
時にはヒュウガにからかわれたりもしたが、全てはテイト＝クラインを手に入れる為…。

長かったがついに、私だけの物に出来る…テイト＝クラインを……









コンコン…


｢アヤナミ様、少しよろしいでしょうか？｣

｢ああ。入れ｣


何時バレンタインのお返しを渡そうかと考えながら執務をこなしていると、現在頭の中の九割方を占めていた人物が若干俯きながら入ってきた。


｢アヤナミ様…少しお時間、よろしいでしょうか？｣


声は何時もより元気が無く、申し訳無さそうに私にそう聞いてきた。


｢大丈夫だ。何か不手際があったのか｣

｢いえ、ただ…少しアヤナミ様の顔が見たくなっただけなのです。執務の邪魔をして申し訳ありません…｣

言いながら益々頭が下がっていくテイトを見てため息を付きそうになるのをこらえ、頭を下げ続けるテイトの方へ手をやると微かに体が強がるのがわかったが気にする事なく頭に手を置き、慰める様に軽く数度たたいた。


｢気にする事は無い。私はお前に用事があったからな。呼ぶ手間が省けて助かった｣

｢アヤナミ様…｣



目が若干潤んでいるテイトの頭を撫で微笑みながら(微かに)自分の軍服のポケットからアメを数個取出し手を出すように言い、テイトの手の中にソレを置いた。



｢…？えっと、アメですか？｣

｢そうだ。受け取れ｣



首を傾げながらも私にありがとうございます。と言い、テイトは自分のポケットにそのアメを閉まった。


｢あの。用事とはアメの事ですか？｣

｢ああ。今日はホワイトデーらしいからな。お返しだ｣


お返しと言った瞬間動きを止めたがあわあわと動きだし満面の笑みを浮かべ有り難うございます！と言った。
その笑顔を、言葉を聞き私は気が付くとテイトの腕を引き自分の腕の中にテイトの小さな体を抱き込んでいた。



｢うぇっ！？アヤナミ様？！｣

｢テイト＝クライン…｣

｢はい！何でしょうか！｣

｢私の事をを好きになれ。私を、私だけを……愛せ………｣







｢はい。…アヤナミ様俺で良ければ喜んで｣

｢お前以外はいらん…｣









＊＊＊
アヤナミ様視点のホワイトデー話でした…。

分かりますかね？若干書き方変えました。
かなり書きづらいですが頑張ってみたのでましになってたらいいな…。

アヤナミ様の告白の言葉を｢私の物になれ｣とかなり悩みました。
テイトはどうか分からないですが自分が言われたらムカつくので辞めました。アヤナミ様らしい気もしますが…甘くしたかったのです！
そして力尽き無理矢理終わらす…←最低))

…あとがき長……。


2008.３.９



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