03/23 ☆雛祭り★

瑠璃色の花さまから

今月のフリー文となっていたのでもらってきてしまいました。




☆雛祭り★
０７－GHOSTの雛祭り文です。

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　　　 ☆雛祭り★

07-GHOST～協会側～


まだまだ冬の寒さが残る３月上旬のある日の出来事...。




｢フラウー！｣


散歩をしていた俺は、遠くに見えた人影(フラウ)に手を振りながら走り寄った。

｢何やってんだよこんな所で…｣

｢くそガキ、見れば分かるだろ！見れば｣

｢…サボってる様にしか見えないから聞いてるんだよ！｣

｢アァ？？サボってねーよ！えっと、あれだよあれ！かくれんぼしてるんだよ！｣

｢……｣


今さっきまでのフラウの様子は、大きな木の根元に座りタバコを吸い、目を閉じていた。
どうみても、かくれんぼをしている人間のする事ではない。
サボっている様にしか見えない。
俺は思っている事を顔に出さない様にしながら、フラウに誰とかくれんぼをしているのかを聞くと、フラウは何時も礼拝に来ている子どもだと答えた。


｢へー…、あれ？でも確かカストルさんが人形劇するからって皆見に行ったはずだけど？｣


俺がそう言うとフラウは遠くを見ながら、すみません。サボってました。っと苦虫を噛んだ様な顔をして言ったので、思わず俺は笑ってしまった。


｢～～～フ、フラウ…その顔ヤバイ……｣

｢チッ！｣


ヒイヒイ言いながら笑っていると突然腕を捕まれフラウの横に座らされた。


｢うわぁ！危ねぇ！！何すんだよフラウ！｣

｢へっ！オレ様を笑うお前が悪いんだよ！｣

｢は？何で俺が悪いんだよ！そもそもサボってるお前が一番悪いんだろうが！！｣

｢だから、オレはサボってねぇよ！｣

｢！お前さっきサボってるって自分で言ってたじゃねぇか！！｣







…数十分後。


ガキみたいな言い争いに疲れた俺とフラウは仲良く？空を見ていた。


空を見ていてふと、思い出した事を訪ねてみた。


｢なあフラウ、カストルさんが言ってたけど今日何か在るのか？｣

｢あ？今日？…あー、今日は人形を飾る日だ｣

｢何で人形を飾るんだ？｣

｢…確か、…………結婚…祈願？｣

｢へー(絶対分かってないな…)｣


フラウが俺の返事に文句を言っている気がするが、そんな言葉はもう俺の耳には入って来なかった。




暖かくなり始めた春の陽、心地の良い風…何より、安心出来るフラウの温度と声を感じながら俺は眠っていた…。







温かい暖かい春と大好きな人の体温を感じながら眠った、ある春の日の出来事………―








すみません。雛祭りネタ無理矢理入れました。
こんなアホな雛祭り文ですみませんでした。

３月終わるまでフリーにします。←何と無くです。


2008.３.２



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