03/23 ☆雛祭り★

瑠璃色の花さまから

今月のフリー文となっていたのでもらってきてしまいました。




☆雛祭り★
０７－GHOSTの雛祭り文です。

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　　　 ★雛祭り☆

07-GHOST～軍側～



｢アヤナミ様、雛祭りとは何ですか？｣


ある、３月になりたての日に言ったテイト君の一言から始まった……。



｢テイト君Ｖ雛祭りしよっか♪｣


うわ！またヒュウガ少佐がアホな事を言い出した。
テイト君が困ってるじゃないですか…。　


｢えっ？ヒュウガ少佐良いのですか？？｣

｢うん。良いよ～アヤたんもテイト君が言えば良いって言うと思うし♪｣

｢ありがとうございます！ヒュウガ少佐！！｣


って、えぇ！！絶対に後悔すると思うな…。ああ、少佐が悪戯を思いついた時の顔をして笑ってる……頑張って！テイト君！
自分に被害が来る前にアヤナミ様に報告書を持って行こうと立ち上がった時ヒュウガ少佐に声を掛けられた。

嫌な予感がします…。そう思いながらも恐々と少佐の方を見るとさっきと同じ様な顔をした少佐がいた。


｢あっ！コナツーコナツも雛祭り手伝ってね☆｣


…やっぱり嫌な予感当たりました……。
断りたいと思っている心とは反対に、はい。と答えてる自分がいた…。







つ・ぎ・の・日・☆彡





何時も通り出勤した俺の前に現れたのは…、珍しく(強調)遅刻をしていないヒュウガ少佐だった。


｢えっ？ヒュウガ…少佐？｣
｢やっほーコナツおはよー♪｣

｢えぇ！！ヒュウガ少佐！？…おはようございます｣
｢じゃあ、コナツはこれよろしく☆｣


そう言って渡された袋に入っていたのは和服。どうみても、和服。　
…まさか……。


｢まさか、俺が着るんじゃ無いですよね…？｣


恐る恐る聞く俺に少佐は俺の耳元で｢オレはコナツには着て欲しいけど、これはテイト君に着せてあげて♪お願いねVv｣っと言った。
良かった。俺じゃなくて、と思った瞬間、｢だって、オレ以外にコナツの可愛い姿見せたくないからね｣とだけ言い去って行った。


｢…顔が熱い｣


火照った顔を押さえながら呟き、少佐のお願いを叶えるためにテイト君を待った。






出勤して来たテイト君に事情を説明し、少佐が何処からか持って来た十二単に半ば無理矢理着替えさせた。

｢コナツさん…この服凄く重いし目立って恥ずかしいです｣

｢後もう少しだから頑張って！テイト君！！｣


俺とテイト君は執務室に向けて出来る限りの早歩きで向かった。




コンコン…

｢アヤナミ様、ヒュウガ少佐居ますか？｣

｢ああ。居るぞ｣

｢あっ♪コナツー出来たの？？｣

｢はい。完璧です｣

｢おお！テイト君凄く似合ってるよ♪アヤたんもきっと喜ぶね☆｣

｢ありがとうございます。えっと何故いきなり和装なんですか？｣

｢だって雛祭りするって言ったでしょ？｣

｢えっ？｣

｢まあまあ、アヤたんに見せておいでよ♪｣


そう言ってまだ混乱しているテイト君をアヤナミ様の執務室に押し込んだ少佐は、物凄く愉しそうに笑っていた。
あぁ…可哀想にテイト君。少佐なんかに遊ばれて…。

｢さてと、コナツ。行こっか♪｣

｢はい。ヒュウガ少佐｣


俺は少佐と何故か手を繋ぎながらその場から離れた。
テイト君がその後どうなったか俺は知らない……。





ある年の３月３日の出来事でした。



余談。
その日からテイト君は少佐の言う事に中々｢はい｣と言わなくなりました。








コナツ視点でヒュウコナ＋アヤテイ雛祭りギャグ文でした。
これも何と無くフリーです。
誰も要らないと思うな☆彡ﾜﾗ))

今回は07-GHOSTだけにします。すみません。
アンケートでは07-GHOSTの方がコメントが多かったので♪


2008.３.２



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