04/11 相互記念に頂いちゃいました♪

瑠璃色の花の璃華さまにいただきました。

相互記念にてリクエストさせていただきました『彩＋雨が特務課の新入隊員だった。ような話。王太vs彩花＋のほほん雨丸みたいな感じに』とお願いしまして、書いていただきました♪

彩花の可愛い嫉妬が良いですねｖ

班長との舌戦を止める、のほほんめぇが可愛いんですよ。
彩花はめぇが一番ですしね。

霧堵には書くことが不可能な可愛い二人をありがとうございます♪

---

今日から、私と雨丸は特務課で働く事になった。









大丈夫。
血生臭く例え死に一番近い職場だとしてもめぇが私の隣に居てくれたらそこは私にとっての…………








………大切な場所になるから。
















勿論、嫌いな人物が居てもです。























｢あーやーはーなー！！｣


めぇが呼んでる。
きっと凄い勢いで走りながらコチラに向かっていると思うと思わずクスクスと笑ってしまった。
そしてそのまま少し笑っていると走って来た雨丸に不思議そうな顔をされた。


｢…？何が可笑しいの？｣

｢ふふふ。気にしないで下さい。で、何かあったのですか？｣

｢あっ！此処って色んな課があるでしょ？だから少し特務課以外も見てみたいなっと思って♪｣

｢…｣


正直どうでもいいですし、面倒くさい…でもそれが雨丸の願いだと言うのなら返事は一つしかないです。
私の返答を待つ雨丸は不安そうにコチラを伺っていたのでにっこりと笑いかけ楽しそうですねっと言い雨丸に手を差し出した。























この判断を後になり後悔するとは今この時は思いもしなかった………。












一通りの課や施設を二人でゆっくりと廻った。

最後は此処。


最年少で栄児となった者が班長を務める交通課。
刑事課の班長の様に煩い奴で無い事を祈りながら私はめぇと交通課の勤務室に入った。






私たちが入ってきた瞬間ピンっと張り詰める空気。

まあ、流石は特殊部と言うだけはあるか…交通課の奴らはコチラの様子を伺いながらパンダに手をかけている。




そんな少し張り詰めている空気を粉々に砕く明るい声が室内に響いた。


｢へー！此処が普通部の綾乃さん大のお気に入りの課かー｣


雨丸の一言に室内が一瞬静まり返り返った。
その静まり返った室内の奥から一人の少年が感情の読めない笑顔を貼り付けて顔を出した。


｢誰だ？お前ら、あやっぺの事知ってる様だけど｣


答える義理が無いので黙っていると代わりにめえが話し始めた。


｢もしかして、貴方が交通課の班長さんですか？俺は今度特務課に配属が決った砂沙雨丸です。それから、双子の兄弟の彩花です。今日は探険に来ました♪で、交通課が最後なんです｣

｢へー。オレは交通課班長で栄児の小枝王太でっす♪よろしく雨丸～｣


交通課の班長はさっきまでの表情を消し雨丸に笑い掛け言った。


｢はい。よろしくお願いします♪｣

｢…｣


一体何ですか？会って直ぐに雨丸に馴れ馴れしい態度を取って。
こいつは私の一番嫌いなタイプですね。
そんな事を考えていると交通課の班長が胡散臭い笑顔で私にムカつく言葉を掛けてきた。


｢お前は、双子なのに雨丸と全然性格も愛想も似てないなー｣


｢…初対面の貴方にそんな事を言われる筋合いは１ミリ足りとも無いですね。それから貴方は年上に対する話し方を改めた方が良いと思いますよ？｣

｢ははは。雨丸と違い良い性格してんなー。しかもそんな年齢とか小さい事気にすんなよ。一応オレは先輩Vなんだし～｣

｢貴方こそ随分宜しい性格をされているではないですか。そもそも貴方は雨丸に馴れ馴れし過ぎますよ。年上には敬意を払うのが当たり前ですし｣

｢どうもー。あんたの性格の良さには負けるけどな♪別に雨丸は嫌がってないし良いじゃん♪敬意を払うのが当たり前かーでも此処は横社会じゃなくて縦社会なんだよな…。経験的にはオレのが年上だしVv｣

｢本っ当に貴方は良い性格してますね。ああ言えばこう言って…。よくそれで今までやって来れましたね？｣

｢お前こそああ言えばこう言うじゃねーか。わざわざご心配ありかとう♪見ての通り今まで無事にやって来てるよ｣


永遠に続くかと思われたカッコ可愛い毒舌ｖｓ爽やかに毒舌の争いは、遠巻きに見つめていた交通課班員の言葉ではなく直ぐ傍で二人の言い争いを笑顔で見ていた雨丸の言葉で終了した。


｢わぁー。二人ともすっかり仲良しだね♪良いな…羨ましい……｣

｢｢えっ雨丸？！｣｣


雨丸のその言葉に今までノンストップで言い争いを続けていた二人の声と動きと想いとが初めて重なり合った………。








『雨丸って奴が一番最強だな………』


交通課の班員は心の中で言葉を呟きながら満面の笑みを浮かべている人物とその人物の方を向き固まっている二人を何時までも見つめ続けた………――











初出勤の日。嫌いな人が出来ました。

出来れば二度と会いたく無いです。


しかしムカつく事に雨丸とその人物と仲が良いのでまた会う事になりそうです…………



……我慢します。雨丸が私の隣に居る限りは……………―



web拍手を送る