04/08 やっと次を上げられた･･･

やっと次を上げられた･･･

難産だった。
ものすっごく難産だった。

結局、本編みたいにみんなで海に遊びに行ったり･･･ってことは無かったものとして進んでいます。

というか、彩花が水遊び･･･

ムリでした。
霧堵には、ムリでした･･･

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ビビビィ―――っ！！

入電！！

WS研究所保養所総合管理センターより入電！！

本日、午後６時ちょうど

全国22ヶ所のWS関連施設で同時に―――

大規模な爆発を確認いたしました。



本日午後８時

現場対応以外の特務課所属班班長およびパートナーを

第二ホールに召集



繰り返す

本日、午後６時ちょうど―――










呼び出された者のほぼ九割が集まっているだろうホールの中心で、綾乃が説明を続ける。

『―――――以上が、本日の被害及び予想される各部署への業務への影響です。まだ、鎮火中の施設も多いですが、全国の支部と携提携を強化し、大規模な調査委員会と部隊が発足されます･･････』

「爆発された施設の共通点は？」

『ただ、今の時点では･･････すべての施設に何らかの。･･･非公開エリアが設けられている･･････と言うこと以外分かっていません』



「班長･･･非公開エリアと言うことは･･････」

彩花は隣に座っている、現パートナーに小声で声をかける。

「ああ、、ほとんどが保管庫やら避難用シェルターやら、要人用の緊急宿泊施設ってトコか？」

「ええ･･･ですが。･･････それがすべてとは限りません･･･」

「そりゃあ、そうだろうが･･････」
彩花の少し断定するような響きに、首を傾げつつも王太は答える。

「とりあえず、理由がハッキリしない以上は、な」
「そうですね」



『各部署は通常業務と同時に本件への協力を強く願います。それでは―――本日はこれまでとします』

解散の声と共に席を離れる隊員達。

その時、中央に立っていた綾乃に、急ぎ声をかける者が出た。

綾乃は慌てた様にすこし、早口で、告げる。


『追加連絡がありますので、刑事課の方だけ残ってください。その他の者は、このまま解散』





「とりあえず、戻ってからの対応を考えないといけませんね。班長」
「ああ、だが･･･」

彩花は王太が目を向けている先を見る。

そこには、刑事課の栄児、狼が居た。

軽く合わさった視線に、二人がその一瞬で何かを伝え合っていたが。
何を、と言うことまでは分からなかった。



バタンと勢い良く扉を閉めると、交通課の部屋のほうではなく、廊下の片隅。
それも暗がりの人の訪れそうに無い場所に進む。

「ちょっと班長！？　早く戻らなくてはいけないのですよ」

「良いからこっちだ。早く来い」

「まったく、何があると言のです？」

「黙ってろ。いいから黙ってパンダのスイッチを入れるんだ！！」

「わかりました･･･」

少し不満もあったのだが。
とりあえずは、通信をつなげてみる。

すると･･････


『忙しいところ残ってもらってごめんなさいね･･････。刑事課の班長は全員居るわね』


「これは･･･」

「そうだよ。会議室に居る狼のタコ様と今繋がってんのさ♪」


楽しそうな声とは裏腹に、班長はずいぶん真剣な表情で告げた。



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