08/11 楽しんでもらえるかなぁ。心配･･････

拍手、更新しました。

今現在はエイジ×2、ギアス×1です。
私的にも気に入っているので、このブログには関係ないけど、ギアスのナイトオブゼロはシリーズ化して拍手でがんばろうかな～なんて思ってたりです。

後、ずいぶんお待たせしてしまっているリクエストも書けたんですけど･･･書けたんだけど、別物かも。

笹莱 多重さま
苦情とか、苦情とか、苦情とか･･･受付ますぅ。

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冷たくて、悲しい。
世界の意味を知ってしまったら、もう。

生きることを選ぶのか。
それとも。

このまま眠ることを選ぶのか。

予想よりも儚くて脆いあちらを捨て去ることができるだろうか？

できなくても、もう。
帰れないのかもしれないね。

君は。

君が帰るべき場所に。
今、出会ってしまったのだから。










雨に打たれるその中で。

嘆きを忘れていた雨丸と、嘆くことすら失っていた彩花は再会した。

生きていたんですねと抱きついた彩花を不思議そうに眺めていた雨丸を。

本当に雨丸なのだろうかと。
少しばかり疑っていたのは本当のことだった。

傍らに立つパートナーを何よりも大切にして。

慈しんで。
慈しまれて。

その双方に依存しているような関係は。
脆そうに見えて、でも、とても強固な絆を確かに持っていたように思っていたから。

何かに絶望でもしていない限り。

雨丸が彩花を忘れることなんて、起こり得る現実ではないと思う。

じゃあ、その絶望とはなんだったんだろう？

雨丸にとっての絶望とは？



その絶望は・・・・・・彩花の絶望と同じだったんじゃないだろうか？










ずっと思っていたのかもしれない。

彩花は雨丸と引き離されてから壊れてしまった、と。

雨丸に見せていた優しさや愛しさ。
ほんの少しの悲しみや憎しみ。

彩花が感情を見せることができたのは、パートナーで半身の雨丸だけだったのに。

それなのに。
引き離されてしまった。

だから。

心が壊れたように凍って。

笑うことも。
泣くことも。
表情を動かすことすらも失って。

彩花は、ただ、淡々と生きていた。

同じように雨丸も彩花が傍らに居ないという現実を受け入れられなかったのだろうか？

だから・・・・・・。

暗示に掛かって、すべてを捨ててしまったのだろうか？










覚えていようと、いまいと。
雨丸は、もう・・・・・・彩花と出会ってしまった。

これからは。

彩花が雨丸から離れる事はないだろうし。
雨丸が彩花から離されることも無いだろう。



君が居れば、僕は要らない。

僕は彩花に必要ない。



だって、僕は雨丸の代わりの人形だから。

知っていた。
でも、それでも良かった。

彩花が嘆くのを見たくなかったから。
彼が死んでしまうのだけは嫌だったから。



これから先に、僕は必要ない。

彩花に必要なのは君だから。



ああ、でも。
彩花は最後まで僕を使ってくれるかもしれない。

雨丸が生きていた以上。
あと、彩花がするべきことはWSへの復讐。

僕は彩花の『道具』として最後を得るのかもしれない。










真音。
僕はもうすぐそっちに行くよ。

君を裏切った僕だけど。
君は僕を待っていてくれるのかな？



最後までこの体は彩花のために使うけど。

でも。



もうすぐ。

君に会いに行くよ。





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