ガンダムSEEDにコードギアスLOVEだったのですが、今現在は高速エイジにはまり気味。
出来るだけ、毎日?はムリでも週3くらいが目指せたらよいなぁと思ってます。
高速エイジの彩雨が大好き。ついで黒雨。でもやっぱりCPリングは彩雨のみかもしれないかなぁ。
in縁とか、雨丸裏切り設定等、結構王道?からは外れてってる感じで。
そのうちHPにもupしていきます。基本的にはブログでupされた内容をそのまま持っていくと思うかな?
一言でもコメントをいただけると大変喜びます。
あと、話し相手?募集中。
二次創作を話せる人、霧堵の話を気に入ってくれた人、だれでも気軽に連絡してください。
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笹莱 多重さま。
謹んでお詫び申し上げます。
メールが1月以上も下書きで放置なんてありえない失態。
気付くのが遅すぎですよね・・・・・・。
まだ、間に合うとよいのですが。
本当にすみませんでした。
お詫び、と言うわけではないのですが。
メールに書いていた二作品目です。
気に入った方を持ち去ってくださいませ。
よろしければこちらもどうぞ。
幸せそうな二人が居るから。
僕も願うよ。
幸せをいつまでも。
ずっと隣に居たかった。
この声を捨ててでも。
歌を捨ててでも。
意思を捨ててでも。
だって君が好きだったから。
でも。
僕が好きになった君は。
彼を愛している君で。
彼だけに心を向けている君だったから。
だから。
二人が一緒に居ると、悲しいのにとてもうれしいと感じるよ。
幸せそうな君たちが。
僕ら縁を導いてくれるんだね。
失われた幸せを取り戻した君が僕らのTOPだよ。
彩花・・・・・・
「ねぇ。彩花? 僕達これからどうするの?」
「めぇ・・・・・・?」
「WSを壊すの? それとも、僕達はこのままここを去るの?」
無邪気に。
どうやって遊ぶのかと問うのと同じように。
同じような気持ちで、雨丸は彩花に尋ねる。
相変わらず仲が良い二人を見ていると、笑みが零れる。
それと、同時に沸き起こった小さな痛みには気づかない振りをして。
「めぇはどうしたいのですか?」
ふふっと小さく笑みを零した彩花は、雨丸の問いに対して、同じく問いで返す。
きょとんとした雨丸の表情が、WSに居たときよりも、ずっとずっと幼く見える。
それは。
片割れと言う名の絆を取り戻したが故の安心なんだと思うと・・・・・・。
少しだけ、勇みよりも寂しさが、勝る。
「彩花???」
「めぇはWSをどうしたいのですか?」
あの時、連れ去ってあげられなかった為に、あの場所に一人取り残された雨丸。
あの場所に対する思いもここの『縁』達とは違うかもしれないから。
希望があるのならば、雨丸の願うとおりにしてあげたいと彩花は考えているのだろう。
その思いを、僕達も否定できないのだから。
この悲しみが。
痛みが。
苦しみが。
きっとその証拠なのだろう。
「彩~~~。難しいよ。僕が考えないといけないの?」
「考えなければいけないというつもりはありませんよ。ですが、めぇに希望があるのでしたら、私は叶えてあげたいと思っているだけです」
「僕は、交通課のみんなが好きだよ」
「そうですか・・・・・・」
少し沈んだ表情で考え込む彩花に、雨丸は抱き付いてから言葉を続ける。
「でも、ね。WSは嫌いだし、博士も嫌い。彩花の記憶を奪ったおじい様は憎いくらいだし。僕達を引き離した全部が大嫌い」
「めぇ」
少し、震えたような小さな呟きが・・・・・・・彩花の口から零れた。
ごめんね。一人にして。
多分、雨丸を抱きしめ返している彩花の思いはそれに尽きるのだろう。
感情に揺れ動く彩花を見て、僕は二人の話に入り込んでいた。
それ以上。
痛みを考えて欲しくなかったから。
「それは、手加減なんか必要ないって事?」
「蜜歌?」
「WSは嫌いなんでしょ? 壊しても・・・・・・良いの??」
考え込む表情の雨丸が答えを出すのを待つ。
「うん。嫌だって思ったりはしてないみたいなんだ」
黙り込んだ数分間。
沈黙はとても長かったけれど・・・・・・めぇの結論は僕らよりだった。
「そうですか、では」
「でもね・・・」
彩花の言葉にかぶせる様にして続ける、雨丸の言葉。
僕も、彩花も多分続きが少しばかり怖かったんだと思う。
拒否が出たらどうしよう、と。
「僕は、どこか遠くに行きたい。狭い。狭いこんな場所ばっかりじゃなくて。広くて遠い、明るい場所に行きたい」
「広くて遠い、明るい場所ですか?」
「うん。そうだよ」
満面の笑みを浮かべるめぇと、すこし怪訝な顔をしたままの彩花。
僕は二人を交互に見つめた後に、小さな声で尋ねた。
「何をするのですか?」
「あ、蜜歌は分かってくれるんだ?」
「めぇ!!?? 私より蜜歌の方が分かっていると仰るのですか!!??」
「・・・・・・・くすくす。違うよぉ。そんな意味じゃないんだから、ね・・・・・・」
「みんなは、僕を探すために、縁を作ってくれた。でも、僕は見つかったでしょ? だから、―――ねっ! 今度はみんなで遊ぼう! 僕達を知らない人たちばかりの中で、普通の、知らない生活をして。みんなでゆっくり、ね。だめ・・・・・・???」
「いいんじゃない?」
「うん、賛成かな?」
「楽しそうじゃないっ!!」
「この生活よりも楽しめるといいね♪」
話を傍観していただけのメンバーの参入。
僕は、彩花に顔を向けて告げた。
「僕も、そんな選択もありだと思うよ。・・・・・・彩花は?」
「そう、ですね・・・・・・」
「憎しみばかりの時間はもう終わりと言うのも・・・・・・ありなのでしょうね」
「じゃぁっ♪♪」
「私もOKですよ。めぇ」
久しぶりに、彩花の、儚いような、痛みをこらえるような笑みではなく。
喜びの笑みを見た。
あの日に消えてしまった、彩花の笑顔を。
きっとこれからは、縁と言う名も消えてしまうのかもしれない。
めぇを取り戻した彩花は幸せを考えられるだろうし、この先の平凡な時間と言うものにも少し憧れがあったのは事実。
僕達は、このまま変わることなくこのメンバーのまま生きていくのだろうけれど。
血と深淵の闇ではなく、暖かく光溢れる時間を進んでみる。
片割れを取り戻して、幸せを取り戻して、笑顔を取り戻した君が。
僕らをこれからも率いていくということは変わらないけれど。
もう、この手のひらは・・・・・。
人の手に染まることなく。
新たな何かを作り出すものに変わっていけるのかもしれない。
先のことは分からないけれど、でも。
きっと、これからは。
一つ一つを大切な時間として生きていくのだろう。
普通と言う名の、平凡と言う名の、幸せな時間を穏やかに。
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